俺たちの曳き回し練習11
泣いても笑っても最後
8月22日(日)公会堂
今日は日曜日、囃子のご家族も休日の方が多いようで、今回はたくさんの皆さまに応援されて、最後の公会堂での練習を迎えることとなった。
練習前に各自でストレッチ。
船について出発。
踊り場について1セット目。
『船に着け』
この号令がかかるまで、何とも言えない緊張感を帯びている。
毎回だ。
今日は、ちゃんと回せるかな。。。
体力は持つのだろうか?
今日は特に、有終の美を飾れる有意義な練習になるだろうか?
と、不安と期待でいっぱいだ。
今日は乙姫も合同で、合計4セット練習した。
驚くほど回る!!
タイミングも合っている!!
『今日はイケる!!』
っそんな手応えを感じる根曳衆。
大きなミスは無く、スピードも精度もまずまず。
今回は、乙姫アレンジの第2章(案)モッテコイの3回転半回しの後のフィナーレを飾る『舞い』を加えた。
今回の東茺町の奉納は身内ながらスゴイ!!!
全体の構成の魅力はおそらく2010年度最高だと思う!!!
各踊り町の皆さんも最高の奉納を準備しているでしょうから、あまりビッグマウスなことは言えないですけど(苦笑)
ある意味、東茺町の奉納の今後のスタンダードが完成してしまうのではないか?
そんな予感さえする。
『そろそろ、細かい所作にも注意していく時期になった』と添根曳のミヤマさん。
足並み、腰の高さ、広がる方向、逃げの後の姿勢などなど。。。
後半戦に入った時期もあるだろうが、こんな言葉がでるのは、俺たちの船回しがある程度、形になってきたと判断されたからかもしれない。
今まで、反省会でその手の話が根曳から出た日には、
『まずは、きちんと回せ、止めろ』
『まだ、演技の話はせんでよか!!』
と言われるのがオチだっただけに、ミヤマさんの言葉には何か。。。
そう、『ひとつの節目を迎えたんだな。。。』
と思わせられる重みのようなものを感じずにいられなかった。
4セット目最後の回しのラスト。
逃げの場面で走りすぎて車輪が場から落ちてしまったのには悔いが残ってしまったが、俺たちの心に再び『自信』が甦った。
明日は、初の八坂神社での練習。
傾斜がきつくスピードコントロールが要の難度の高い踊り場。
前回の印象では、難しいが最高にライヴ感のある演技ができる場でもある。
見どころは、回しの途中に引き上げる前方の根曳の動き
逃げの時の左舷ランカンから後方の根曳の動き
特に前回左舷の後ろを受け持ったジョニーとしては、逃げのドリフト感は八坂ならではのスリリングなカッコよさがある!!
ただし、今の俺たちの『止め』の実力では油断すると大けがにつながる可能性が高い。
最初は手探りの練習になるだろうから、めちゃめちゃに突っ込むことはないかもしれないが、慣れてきた時が少々怖い。
何はともあれ、新しい試練が俺たちを待ち受けているのには変わりない。
心してかかろうぜ!!!!