樽開き

秋晴れの爽やかな1日
2010年長崎くんち奉納を全うした
俺たちの心を映すような快晴。
少々風は肌寒いが、日差しの当たる場所は温かい。
何かが終わるという少々さみしい気もするが、
樽開きに集まった面々の内面には温かい陽が差している。

11月4日(木)
料亭 富貴楼にて東濱町の樽開きが行われた。

これで俺たちの2010年竜宮船はお開きとなる。
田中自治会長のあいさつ
『7年に1度の挨拶なので長くなります』とつかみ。
冗談かと思いきや、マジに長いまさかの15分(笑)!!

しかし、最後まで飽きさせないトークはさすがとしか言いようがない!!
自分スタイルの確立された挨拶は、儀式のような臭いは無く、
自分流の言葉でまとめた文章は想いが込められていて超勉強になりました!!
カッコイイ!!!


そして、長崎検番さんによる『濱の賑い』のオープニングアクトから俺たちの樽開きは始まった。



今年の樽開きは異例の余興ラッシュ!!
長崎検番さんの伝統的深みのある舞いに始まり、
庭先委員会の皆さんの創作ダンス。
主婦の会の皆さんの浜んまち音頭。
根曳有志による男姫(おとひめ)。
そして吉田先輩や村上先輩の往年の宴会芸などなど。。。

今年86歳となる最年長の西木さんから20歳大学生の右舷3番マサキまで
老若男女勢ぞろい、約100名にも及ぶ大宴会は大盛り上がり。

これが脈々と受け継がれる町の厚み深さのある歴史の1ページとなるのだろう。
人があり、
家族があり、
町があり、
歴史が生まれるのだ。
踊り町に生まれて良かったと。。。
そう感じずにはいられない素晴らしい夜の宴となった。

最後の締めは総務委員長の松田さん。
検番の姐さんたちの送り三味線に見送られながら
それぞれの家路に着く。

田中自治会長曰く、くんちは樽開きの日程から決めるそうだ。
まさに有終の美学ですね。

皆さま本当にお楽しみ様でした^^