俺たちの曳き回し練習 ファイナル
『今日、悔いが残っても修正はできん』
『悔いが残ったとしても忘れろ』
『本番で精いっぱいやるだけだ』
今日は練習最後の日
9月20日(月)
八坂神社
いつもどおりの17時20分集合。
午前中は雨だったが、すっかり晴れて秋の空。
3回前の東濱町竜宮船の先曳だった長崎ケーブルメディアのキサちゃん。
俺たちの東茺町だけの密着番組を制作中です!!
囃子の子たちにインタビュー。
以前はブログなんてのも無かったから、くんちって実際に中に入らないと本当の空気感ってわからないもの。
キサちゃんも、取材をしながら『身近にありながら、知らなかった自分のくんち経験』を反芻しているのかもしれないね。
将来、こんな形で町やくんちに関わる囃子の子たちもいるのかもしれない。
今日は、モンアミのタクマの提案で仮想本番の練習が3セット行われた。
いつもは道路から踊り場に上って合挨拶まで。
あとは踊り場で演技の練習という流れだった。
本番は道路から囃子を立ち上げて、踊り場に上り、その流れで1連の奉納が行われるので、その流れの通りにすることになった。
八坂の入口の上り坂は結構キツイ。
上った後、一回止まって、長采の合図で整列まで。
この流れがぶっつけ本番にならなくて本当に良かった。
『アレ?アレ?』っと浮足立ってしまっていたかもね!!
ナイスタクマ!!
今日はオーディエンスも多い。
長采の後ろには歴代長采が守護神のように立っている。
八坂連の仲間も本番さながらの激しいモッテコイコール。
ラスト1セット!!
『根曳集合!!』
『こいが最後ぞ!!』
『気合い入れていくぞ!!』
『鳴らせーーーー!!』
『踊れーーーーー!!』
『回せーーーーー!!』
『1・2・3』
『ヤーーーーーーー!!』
最後のセットは通常のセットプラス5回のモッテコイに応えた!!
回転も止めも『良し!!』
気迫も含めて最後にふさわしい練習になった。
『感無量!!』
『悔い無し!!』
昨日の中央公園で心配していた『車輪の設定』も元に戻して頂いており、
いつもの要領で良く回っていた!!
今日も2セット目で、ジョニー、ハッシュパピーのタカシ、幸せ師ユーイチが転ぶというシーンもあったが、何とか大きな怪我は無かった。
そして22人の根曳全員で本番を迎える準備ができたのだ。
タナカ自治会長を筆頭に応援に駆けつけて下さった皆さまに挨拶。
そして、八坂連の皆さんに挨拶。
八坂連の方々の想いのこもった『ヨイヤー』にまた最後に背中を押された思いだった。
思わず目頭が熱くなった。。。
有終の美。
まだ練習が終わっただけで、まだまだ本番はこれからだだけど、今夜の練習にはそんな清々しい美しささえあった。
終わりは新しい始まり。
俺たちの夏は終わったが、熟成のそして結実の秋が始まる。