俺たちの曳き回し練習3

曳き回しの練習3日目、公会堂。

前回のなかなか息の合わない練習が祟り、負傷者がボツボツ。。。

力を入れているのに思ったように回らない、今がある意味体を壊しやすい時なのかもしれない。

このジョニーも筋挫傷で泣く泣く見学に回る。

そしてこの回の練習でバックの多津屋のタダシも股関節を、
新樹苑のトミーも転倒で左胸を痛めることになる。

『パワーだけでない回らない理由がある』
そんなことは百も承知しているのだけども。。。

ということで

今回の練習はとにかく『タイミングを合わせる』にこだわったプログラムだった。

1回転半に導くモーション『ドロロン』から始まり、ドラの合図に合わせて『ヤッ!!!!』と回転のタイミングまでを泥のようになって練習する根曳&囃子。


岡目八目とはよく言ったもので、このジョニーの目には様々な要因が見えた。

タイミングはもとより、各場所の紐の角度、掛け声、采の指示などなど

ボロボロになりながら練習する仲間を見ている時の無力感。
怪我などするもんじゃないってことを痛感。

『練習を休め』
『病院に行け』

と心配して声をかけて下さる采の皆さんに感謝はすれど、自責の念でちぎれそうな思いだ。。。情けない


3回目にしてかなり自分たちを追い詰めた練習は確かな課題を発見することとなる。



事務所に戻った俺たちは食い入るように前回のビデオを見た。

完成度の高い前回の奉納を見て改めて息を飲む。

『おまえたちもこがんなっとぞ!!』

そんな長采の激励に応えるぞ〜!!